第95号(2023年2月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2023/2/28◆
日本海事センターメールマガジン =第95号=
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=お知らせ=
●「第6回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。
◆第6回JMC海事振興セミナー
「グローバルサプライチェーンの強靭化に向けた国際海運・
物流の課題と将来展望」
◆開催日時:2023年5月10日(水) 14:00~16:30
◆開催方法:ハイブリッド形式(Zoomウェビナー併用)
※若干名、会場での参加が可能です。
◆開催場所:海事センタービル4階会議室(東京都千代田区麹町4-5)
「グローバルサプライチェーンの強靭化に向けた
日本の海上コンテナ輸送と国際物流の課題」
関西大学 商学部 教授 飴野 仁子 氏
「フォワーダーの国際物流戦略と海上コンテナ輸送」
NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社
グローバル事業本部海運フォワーディング部 部長 犬井 健人 氏
「サプライチェーンの強靭化に向けた今後の論点」
A.P.モラー・マースク 北東アジア地区最高経営責任者 西山 徹 氏
「国際戦略港湾から見る日本の国際物流」
横浜川崎国際港湾株式会社 代表取締役社長 人見 伸也 氏
「中欧班列から見る中国の国際複合輸送の動向と日本が学ぶべき取組み」
(公財)日本海事センター 企画研究部 客員研究員 福山 秀夫
【パネルディスカッション】
モデレーター:流通経済大学 流通情報学部長 教授
物流科学研究所所長 矢野 裕児 氏
パネリスト:犬井 健人 氏、西山 徹 氏、人見 伸也 氏
参 加 費:無料
申込期限:5月8日(月)まで
◆詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/application/S696731/
●幡野武彦,松田琢磨/著
『日の丸コンテナ会社 ONE はなぜ成功したのか?』出版のお知らせ
(日経BP発行 2023年2月刊行)
当センター客員研究員の松田琢磨が、日本海事新聞編集局長 幡野武彦氏と
共著で「日の丸コンテナ会社 ONE はなぜ成功したのか?」を出版いたしました。
詳細は、以下サイトをご覧ください。
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/012400266/
●海事図書館からのお知らせ
開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日
予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。
詳しくはホームページをご覧ください。
海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://readyfor.jp/projects/nippon-maru
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【目次】
1 2023年2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2023年2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。
URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/C202310.pdf
・「英国の船員教育・海技資格制度」
(2023年2月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2023年2月22日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2023年1月)1,468,276TEU(20.1%減)
《中国積みが前年同月比25.4%減、ASEAN積みが同11.8%減少》
北米復航(米国からアジア)(2022年11月)494,150TEU(10.0%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2022年12月)1,275,123TEU(15.9%減)
《2022年累計は、前年比9.8%減の1,539.6万TEU》
欧州復航(欧州からアジア)(2022年12月)565,582TEU(1.3%減)
《2022年累計は、前年比13.4%減の671.1万TEU》
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比20.1%減で5か月連続のマイナス。
2023年1月の北米往航運賃指数は、前年比72.0%減の3,303ドル/40ftで
8か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比10.0%増で2か月ぶりのプラス。
2023年1月の北米復航運賃指数は、前年比20.2%減の1,457ドル/40ftで
6か月連続のマイナス。
・欧州往航は、前年比15.9%減で11か月連続のマイナス。
2023年1月の欧州往航運賃指数は、前年比80.7%減の2,687ドル/40ftで
8か月連続のマイナス。
・欧州復航は、前年比1.3%減で18か月連続のマイナス。
2023年1月の欧州復航運賃指数は、前年比52.9%減の1,152ドル/40ftで
9か月連続のマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「港で働く」
鑓田浩章著 ぺりかん社発行
2022年12月刊行(所蔵番号:506011 請求記号:M.94/Y59)
島国である日本にとって重要な役割を担う「港」。流通や観光から、
海の安全に関わる仕事まで、「港」を支えるさまざまな仕事を、ド
キュメントとともに紹介する。「なるにはフローチャート」も掲載
する。(「honto」webページより)
■「海と灯台学」
日本財団海と灯台プロジェクト 文藝春秋発行
2022年10月刊行(所蔵番号:506012 請求記号:558/N77)
江戸時代から現在まで、海と人とのかかわりを見守り続けてきた灯
台。研究者や有識者、灯台を愛してきた人々の知見を得ながら、日
本の灯台の歴史を紐解き、技術を解説し、関わってきた人々の想い
を伝える。図版も多数収録。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx
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4 海事資料調べ方講座
海事図書館が過去に受けたご質問の中から。
Q.
1960年代以降の商社船舶部の活動について、商社の船舶輸出や国内
船主への販売促進などに関連した情報を探している。参考となるよ
うな資料はあるか。
A.
以下の資料がある。
○図書
「海運近代化と造船」米田博 成山堂書店 1993年
○雑誌記事
「座談会 大手6商社・船舶部長座談会」
「座談会 総合商社船舶部長6氏」
「商社船舶部長座談会」
「座談会 造船・商社が語る今後の新造船建造動向」
など
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000329295
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5 海運ミニ知識
◆「LNG船のタンク」
LNG船のタンクには、大きく分けて2種類があります。
1つはモス型と呼ばれる丸いタンク。モス型のタンクを搭載した船
は、甲板上にタンクの上部が数個並んだ特徴的な形をしています。
天然ガスはマイナス162度で液体になります。このような超低温で
はタンク自体が収縮しますが、球体であれば均等に収縮するため、
タンクが損傷する心配がありません。また、液化ガスが揺れても、
タンクへの衝撃が小さくなります。
もう1つは、メンブレン型と呼ばれる四角いタンクです。タンク内
部を薄くてしわがある金属で覆うことで、タンクの収縮に対応でき
るようにしてあります。モス型は球体のため船倉に無駄ができてし
まいますが、メンブレン型は船倉のスペース効率が良く、たくさん
のガスを積むことができます。
ガスを安全に輸送するために、高度な技術が使われているのですね。
<参考資料>
「みんなが知りたい船の疑問100」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2010年8月刊行
(海事図書館所蔵番号:504194 請求記号:550.4/I32) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は3月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
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◆日本海事センターホームページ
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