第92号(2022年11月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2022/11/30◆
日本海事センターメールマガジン =第92号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
●「JMC海事振興セミナー」を開催いたします。
◆第5回JMC海事振興セミナー
「船荷証券の電子化にともなう法整備と利用促進」
◆開催日時:2022年12月9日(金)14:00~16:00
◆開催方法:オンライン配信(Zoomウェビナー)及び
海事センタービル4階会議室
※会場での参加ご希望の方は、お問合せください。
◆「我が国における船荷証券電子化に関する法整備の意義」
(公財)日本海事センター企画研究部 上席研究員 中村 秀之
◆「船荷証券の電子化に関する検討状況」
法務省 民事局 参事官 渡辺 諭 氏
◆「実務家の視点から船荷証券の電子化を考える」
弁護士法人 山口総合法律事務所 弁護士 山口 修司 氏
【Q&Aセッション】
モデレーター:
弁護士法人 阿部・阪田法律事務所 弁護士 池山 明義 氏
参 加 費:無料
申込期限:12月5日(月)まで
◆詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/application/S626221/
●「第31回海事・観光立国フォーラム in 沖縄2023」を開催いたします。
◆第31回海事・観光立国フォーラム in 沖縄2023
「沖縄・美ら海の歴史と無限の可能性~海事・観光の未来に向けて~」
(主催:(公財)日本海事センター 後援:国土交通省、観光庁)
◆日時:2023年2月10日(金)13:30~17:15(YouTube配信あり)
◆場所:ロワジールホテル那覇 3階「天妃ホワイエ」
【講演】「観光の現状と今後の取組」
観光庁長官 和田 浩一 氏
(※公務の都合により直前に変更の場合があります)
【講演】「琉球・沖縄の歴史・海との関わりと将来への展望」
沖縄県立芸術大学名誉教授 安里 進 氏
【女性リーダーたちが沖縄観光について語り合うシンポジウム】
「沖縄観光における女性活躍とニューノーマル時代における
沖縄観光のあり方を考える」
モデレーター:
東洋大学国際観光学部国際観光学科教授 森下 晶美 氏
講師:
(株)リクルートライフスタイル沖縄代表取締役社長 有木 真理 氏
(株)Endemic Garden H代表取締役 仲本 いつ美 氏
(株)前田産業(前田産業ホテルズ)代表取締役社長 前田 裕子 氏
(※講師は五十音順です)
【総括コメント】「沖縄・美ら海の観光とこれから」
(一財)沖縄観光コンベンションビューロー会長 下地 芳郎 氏
◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/F771606/
※2023年1月31日(火)締め切り・先着200名となります。
●海事図書館からのお知らせ
開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日
予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。
詳しくはホームページをご覧ください。
海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/
●海事図書館Twitter開始のお知らせ
海事図書館では、10月3日よりTwitterでの発信を開始いたしました。
新着資料やお知らせを発信してまいりますので、ホームページと併せてご利用ください。
海事図書館Twitter https://twitter.com/kaijitoshokan
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://readyfor.jp/projects/nippon-maru
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【目次】
1 2022年11月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2022年11月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。
URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/B202222.pdf
・「中国における「ダイナミックゼロコロナ」政策の推移と
サプライチェーンに与えた影響」
(2022年11月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2022年11月29日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2022年10月)1,625,097TEU(8.9%減)
《中国積みが前年同月比19.7%減、ASEAN積みが前年同月比22.2%増》
北米復航(米国からアジア)(2022年8月)453,193TEU(10.9%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2022年9月)1,096,307TEU(20.3%減)
《8か月連続の減少、中華地域積みは24.0%減》
欧州復航(欧州からアジア)(2022年9月)533,096TEU(15.0%減)
《15か月連続の減少、中華地域向けは前年比21.7%減》
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比8.9%減で2か月連続のマイナス。
2022年10月の北米往航運賃指数は、前年比63.8%減の4,415ドル/40ftで
5か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比10.9%減で15か月連続のマイナス。
2022年10月の北米復航運賃指数は、前年比18.0%減の1,485ドル/40ftで
3か月連続のマイナス。
・欧州往航は、前年比20.3%減で8か月連続のマイナス。
2022年10月の欧州往航運賃指数は、前年比63.8%減の5,107ドル/40ftで
5か月連続のマイナス。
・欧州復航は、前年比15.0%減で15か月連続のマイナス。
2022年10月の欧州復航運賃指数は、前年比40.1%減の1,428ドル/40ftで
6か月連続のマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「戦後日本政策過程の原像 計画造船における政党と官僚制」
若林悠著 吉田書店発行
2022年9月刊行(所蔵番号:505962 請求記号:M.1310/W17)
政治と行政の緊張関係がもたらしたものは? 1950年代を主た
る時期として、海運政策のうち計画造船の歴史分析を通して戦後日
本の政策過程の原像の一つが形成されていく過程を描出。戦後日本
の政官関係を再考する。
(「honto」webページより)
■「海からみた産業と日本」
原田順子,篠原正治編 放送大学教育振興会発行
2022年3月刊行(所蔵番号:505961 請求記号:M.31/H32)
島国である日本において海運は輸送生命線であり、国内外の安定し
た海上物流は経済の安定と繁栄の基盤である。海運、港湾、国際物
流、海事管理などについて包括的に解説する。
(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx
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4 海事資料調べ方講座
海事図書館が過去に受けたご質問の中から。
Q.
タンカー、バルカー、コンテナ船のスクラップ価格について、1966
年から1990年までの年推移がわかる資料はないか。
A.
Fearnleys「Review」に、1971年版から「Breaking Prices」という
表が掲載されており、過去約10年分のスクラップ価格の推移が記載
されている。
1971年版から1990年版を見ることで、1963年から1990年までのデー
タが入手できる。
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000324627
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5 海運ミニ知識
◆「フィンスタビライザー」
船の横揺れは船酔いするだけではありません。横揺れが大きくなる
と転覆する可能性もあり、とても危険なものです。そのため、横揺
れを抑えるための方法がいろいろと考えられてきました。
フィンスタビライザ―もその1つです。これは、舷底の左右に取り
付けられた、魚のひれのような板です。これを動かすことで、波で
揺れる方向とは逆の揚力を生じさせ、船体が揺れないようにしてい
ます。完全に揺れないようにはできませんが、かなり揺れを小さく
することができます。
なお、フィンスタビライザ―を発明したのは日本人です。1920年に
三菱造船(現三菱重工業)の元良信太郎博士が発明しました。
<参考資料>
「造船の技術 どうやって巨大な船体を組み立てる?大きなエンジ
ンは船にどう載せるの?」
池田良穂著 SBクリエイティブ発行 2013年10月刊行
(海事図書館所蔵番号:504976 請求記号:550.4/I32) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は12月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
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◆日本海事センターホームページ
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〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
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HP:https://www.jpmac.or.jp/