第85号(2022年4月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2022/4/28 ◆
日本海事センターメールマガジン =第85号=
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=お知らせ=
●「第2回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。
第2回JMC海事振興セミナー
「RCEP下とポストコロナの東アジア物流の展望」
日 時:2022年6月15日(水)14:00~16:30(予定)
開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
【講演】
国土交通省公共交通・物流政策審議官 寺田 吉道 氏
(公財)日本海事センター 企画研究部 客員研究員 福山 秀夫
【シンポジウム】
モデレーター:神戸大学大学院海事科学研究科准教授 石黒 一彦 氏
パネリスト :(株)NX総合研究所リサーチフェロー 田阪 幹雄 氏
九州産業大学商学部准教授 魏 鍾振 氏
SITCインターモーダルジャパン社長 呂 開献 氏
【総括コメント】
コメンテーター:九州国際大学現代ビジネス学部教授 男澤 智治 氏
◆参 加 費:無料 申込期限:6月10日(金)まで
詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/220615/
※第3回JMC海事振興セミナー「国際物流における我が国の貿易電子化の現状と展望」
は、2022年7月15日(金)に開催を予定しております。
●海事図書館は移転リニューアルオープンいたしました。
海事図書館は2022年3月3日、千代田区麹町の海事センタービル8階にて
移転リニューアルオープンいたしました。
開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日
予約優先制といたしますので、従前通り、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを制限
させていただく場合がございますのでご了承ください。
詳しくはホームページをご覧ください。
海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://www.nippon-maru.or.jp/donations/
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【目次】
1 2022年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2022年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
4月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開しましたので
ご活用ください。
URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/C202210.pdf
・「フランスの船員教育・海技資格制度」
(2022年4月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2022年4月26日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2022年3月)1,895,064TEU(0.2%減)
《中国積みが前年同月比2.3%減、全体では4か月ぶり減少も、
前年並みの水準を維持》
北米復航(米国からアジア)(2022年1月)436,967TEU(19.9%減)
《全地域向けにおいて、前年同月比の荷動き量が減少》
欧州往航(アジアから欧州)(2022年2月)1,132,032TEU(2.4%減)
《5か月振りの減少、東南アジア積は8.5%増》
欧州復航(欧州からアジア)(2022年2月)528,629TEU(17.5%減)
《8か月連続の減少、中華地域向けは前年比-24.2%の大幅減》
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比0.2%減で4か月ぶりのマイナス。
2022年3月の北米往航運賃指数は、前年比121.8 %増の11,129ドル/40ftで
23か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比19.9%減で8か月連続のマイナス。
2022年3月の北米復航運賃指数は、前年比60.8%増の1,817ドル/40ftで
23か月連続のプラス。
・欧州往航は、前年比2.4 %減で5か月ぶりのマイナス。
2022年3月の欧州往航運賃指数は、前年比58.3%増の12,325ドル/40ftで
29か月連続のプラス。
・欧州復航は、前年比17.5%減で8か月連続のマイナス。
2022年3月の欧州復航運賃指数は、前年比16.0%増の2,561ドル/40ftで
28か月連続のプラス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「戦争が巨木を伐った 太平洋戦争と供木運動・木造船」
瀬田勝哉著 平凡社発行
2021年1月刊行(所蔵番号:505848 請求記号:550.2/Se91)
戦局悪化のなか、木造船の緊急増産を決定した政府は、その材を平
地の巨木にも求め、屋敷、寺社、並木の木々の供出運動を展開した。
日本における樹木と人の関係史上まれに見る危機的局面を、中世史
家がはじめて明るみに出す。(「honto」webページより)
■「日本の船員と海運のあゆみ -戦後復興からグローバル経済下の船員社会-」
藤丸徹著 赤塚宏一校閲 成山堂書店発行
2021年12月刊行(所蔵番号:505851 請求記号:M.8210/F61)
海事業界の船員に関する大きな変化を追いながら、その時々に船員
の働く現場で起こった具体的な出来事を紹介する。戦後から今日の
経済大国への発展を底辺で支えた船員と船の航跡の記録。
(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx
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4 海事資料調べ方講座
海事図書館が過去に受けたご質問の中から。
Q. 1991年以降のLPG船の建造量について知りたい。
A. Clarkson「The gas carrier register」に掲載されている。
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000646
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5 海運ミニ知識
◆「クルーズの語源」
クルーズ船といえば豪華客船というイメージですが、実は、クルー
ズ船とは客船のうち不定期航路に就いているものを指し、定期航路
の客船はどんなに豪華でもクルーズ船とは呼びません。
その語源はラテン語の「CRUX」。十字架という意味のほかに、「横
切る」という意味があります。そこから派生した「KRUISEN」という
言葉が、16世紀頃オランダの海賊たちの間で使われるようになりま
した。「獲物を求めて海上を往来するジグザグ航海」という意味の
言葉です。
「KRUISEN」が17~18世紀にイギリスに伝わり「CRUISE」に変化。
当初は「敵船を探して軍艦が海洋をジグザグ航海する」という意味
で使われていました。現代でも海軍用語では「CRUISER」は巡洋艦
を意味します。
19世紀に蒸気船が登場し、船旅が一般大衆の間でも行われるように
なってから、定期船以外の客船による航海のことを「クルーズ」と
呼ぶようになったのです。
<参考資料>
「SHIP検定公式読本 客船」
シップ検定委員会編 海事プレス社発行 2009年4月刊行
(海事図書館所蔵番号:505671 請求記号:M.55/Sh79) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は5月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
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お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
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