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第82号(2022年1月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2022/1/31 ◆

日本海事センターメールマガジン =第82号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●「第1回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。

◆第1回JMC海事振興セミナー
「新型コロナウイルス感染症の拡大等で大きく変貌するコンテナ船業界」

日  時:2022年3月14日(月) 14:00~16:00(予定)
開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)

【講演者】
(公財)日本海事センター 研究員 後藤 洋政
オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン(株)取締役 専務執行役員 戸田 潤 氏
エムエスシー ジャパン 代表取締役社長 甲斐 督英 氏

【講演及びコーディネーター】
拓殖大学 商学部 教授(日本海事センター客員研究員)松田 琢磨 氏

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/220314/

※3月7日(月)締め切り・先着500名となります。



●海事図書館は2022年3月3日(木)より再開いたします

海事図書館は、昨年11月より移転作業のため休館しておりますが、
以下の通りリニューアルオープン日が決定いたしましたのでお知らせ申し上げます。

リニューアルオープン日:2022年3月3日(木)
※当初リニューアルオープン予定日は3月2日としておりましたが、
都合により3月3日に変更となりました。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、
リニューアルオープン日を変更する可能性がございます。
変更の際にはホームページにてお知らせいたします。

リニューアルオープン後は、従来と利用方法に変更がございます。
また、開館曜日・開館時間は、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮し、
2月下旬頃に決定する予定です。利用方法、開館曜日・開館時間につきましては、
リニューアルオープン日が近付きましたら改めてご案内いたします。
ご来館予約につきましても、2月下旬頃から受付を開始する予定です。

利用者の皆様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://www.nippon-maru.or.jp/donations/

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【目次】
1 2022年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事資料調べ方講座
4 海運ミニ知識

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1 2022年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
12月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開しましたので
ご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/B202220.pdf

・「コンテナ運賃の指標と物価に与える影響の整理」
(2022年1月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2022年1月27日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2021年12月)1,936,326TEU(8.2%増)
     《21年年計は、前年比15.3%増の2,120.6万TEUで、初の2,000万TEU超え》

北米復航(米国からアジア)(2021年10月)476,871TEU(10.4%減)

欧州往航(アジアから欧州)(2021年11月)1,421,565TEU(4.2%増)
《中華地域積を中心に増加し、11月単月で過去最高を更新》

欧州復航(欧州からアジア)(2021年11月)599,240TEU(20.1%減)
《5ヶ月連続の減少、中華地域向けは前年比-28.5%の大幅減》

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比8.2%増で5か月ぶりのプラス。
2021年12月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比172.4%増の10,870ドル/TEUで20か月連続のプラス。

・前年比10.4%減で5か月連続のマイナス。
2021年12月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比69.1%増の1,370ドル/TEUで20か月連続のプラス。

・欧州往航は、前年比4.2%増で2か月連続のプラス。
2021年12月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比144.1 %増の7,690ドル/TEUで19か月連続のプラス。

・欧州復航は、前年比20.1%減で5か月連続のマイナス。
2021年12月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比36.8%増の1,860ドル/TEUで25か月連続のプラス。

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3 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
終戦間近に数隻建造されたコンクリート船について調べたい。

A.
以下の4資料が参考になる。
「鉄筋コンクリート船」
「戦時造船史 太平洋戦争と計画造船」
「船の歴史 第2巻 近代篇(船体)」
「船舶百年史 後篇」

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000179263

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4 海運ミニ知識

◆「LNG船のエンジン」

現在、船のエンジンのほとんどは燃費の良いディーゼル機関ですが、
LNG船には蒸気タービン機関を搭載した船が多くあります。LNG船の
積荷であるLNGの一部は、どうしても輸送中に気化してしまいます。
ボイルオフガスと呼ばれるこのガスは、タンク外に排出しないと爆
発などの危険性があるので、タービンの燃料として有効活用してい
たのです。

しかし、蒸気タービン機関は効率が悪く、またタービン機関に詳し
い機関士も減ってきました。そのため、LNG船でもディーゼル機関を
搭載した船が増えてきました。ボイルオフガスは再液化装置で積荷
のLNGに戻します。

また、重油ではなくLNGを燃料とするディーゼル機関や、重油とLNG
による二元燃料のエンジンも開発され、実際にそのようなエンジン
を搭載している船も出現しています。LNGは重油よりもCO2などの排
出量が低く、環境に良いのです。

<参考資料>
「みんなが知りたい船の疑問100」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2010年8月刊行
(海事図書館所蔵番号:504194 請求記号:550.4/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は2月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp

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◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/

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