第7号(2015年10月)
◆Japan Maritime Center◆__________________________2015/10/15◆
日本海事センターメールマガジン =第7号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
今月号より「日本海事センターメールマガジン」として、日本海事セ
ンターの調査研究活動や海事図書館の情報をお伝えします。
●「第18回海事立国フォーラム」を開催します。
10月27日(火)、沖縄県那覇市にて特別講演会「第18回海事立国
フォーラム」を開催します。
今回のテーマは「物流拠点としての沖縄を考える~沖縄の海事産業・
物流産業の発展に向けて~」。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/forum/?id=105
●海事図書館企画展「海の仕事 魅力発見!日本のくらしを支える人
びと」を開催中です。
2013年を皮切りに、巡回展を行ってきた企画展「海のしごと」。
現在、金沢市立金沢海みらい図書館と共催で、10月27日まで開催中です。
お近くの方は是非足をお運びください。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/information/?id=454
場所:金沢市立金沢海みらい図書館
http://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/umimirai/
期間:平成27年10月1日(木)~27日(火)
●海事図書館10月の休館日
土日祝祭日、10月30日(金)(月末最終日)
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【目次】
1 2015年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館、今月のオススメ新着書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2015年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する調査・
研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
2015年9月に寄稿・投稿した記事をホームページ上に公開しましたの
でご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「2015年欧州航路上半期荷動き量と欧州船社の動向」
(2015年9月:日刊CARGO)
・「パナマ運河拡張で何がどう変わるのか」
(2015年8月:KAIUN)
・「米国におけるLNG輸出規制と船員事情」
(2015年9月:日本海事新聞)
・「各県別海事産業の経済学-岡山県-」
(2015年9月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2015年9月)140.8万TEU(3.8%増)
北米復航(米国からアジア)(2015年7月)54.6万TEU (1.4%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2015年8月)132.6万TEU(6.6%減)
欧州復航(欧州からアジア)(2015年8月)55.5万TEU (1.4%増)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年同月比3.8%増。1-9月累計では4.2%増。小売売上
や雇用のほか、住宅市場も好調で荷動き増加を牽引。運賃は2月以降
下落傾向が続いている。北米往航運賃は8月中旬のPSS導入がある程度
うまくいったこともあり、8月時点では上昇していたが、9月以降は
下落傾向。
・北米復航は、前年同月比5.4%減。1-7月累計では6.6%減。労働争議
終息後もドル高と新興国での需要低迷を理由に米国輸出は伸びていな
い。運賃(ニューヨーク→塩田間)は3月以降上昇も、6月には下落。
TSA(太平洋航路安定化協定)は10月1日以降の運賃修復を推奨して
いると発表。
・欧州往航は前年同月比6.6%減。1-8月累計は4.7%減。15年の荷動きは
2月を除き前年同月比マイナスで推移。運賃修復と減便、航路統合が
行われるも、運賃下落傾向が続く。
・欧州復航は前年同月比1.4%減。1-8月の累計は1.2%増。運賃は下落
傾向が止まらず。
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3 海事図書館、今月のオススメ新着書
■物流の視点からみたASEAN市場 -東南アジアの経済発展と
物流-
森隆行著,カナリアコミュニケーションズ発行 2015.6.15
(海事図書館請求記号:675/Mo41)
物流を制するものが市場を制する。急成長を続けるASEAN経済
を支えているのが物流である。
物流の視点からアジアを眺めれば今後の経済動向を見通すことがで
きる。これからアジアに進出・投資を考える企業にとって必読の書。
(カナリアコミュニケーションズHPより)
■海の訓練ワークブック 海の仕組み/手旗信号/カッター・カヌー/
水泳/航海知識/ロープワーク/船図鑑
日本海洋少年団連盟監修,成山堂書店発行 2015.3.8
(海事図書館請求記号:558/N77)
本書は、海洋少年団が日々行っている訓練をもとに、海を知り、親
しむために必要な知識や訓練方法をわかりやすく紹介するものです。
四方を海に囲まれた日本にとって、海に関わるこうした知識を身に
つけることはひじょうに大切です。ぜひ本書の内容を理解し、海へ
でかけてみましょう。きっと新しい世界が広がることでしょう。
(成山堂書店HPより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
●質問
日本の海運大手三社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)について、
船種別に所有船の隻数が知りたい。船のサイズ別にわかればなおよ
い。
●回答
Clarkson発行の各船種のレジスターの巻頭に、船腹量などの統計が
掲載されている。
各社の船種別・サイズ別の隻数も載っている。
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000179236
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5 海運ミニ知識
●頼りになる錨の話
船を安全に留めておくために必要な錨は、数ある船の道具のなかで
も最も重要な道具のひとつです。大切なうえ高価だった錨は盗難に
遭うことも珍しくなく、錨を一晩見張る錨守という職業も存在して
いたほどです。
初めは石や木が用いられていましたが、より重量のある金属が用い
られるようになると、鉄猫と呼ばれるようになりました。猫が爪を
立てるように海底に食い込んで船を留めてほしいという願いが込め
られているのでしょうか。やがて鉄と猫が一字にまとまって錨とい
う字が誕生したとも言われています。
陸上競技や水泳など、リレー競技の最終競技者として頼りにされる
アンカーは、錨(anchor)が船にとって頼りになることから使われ
るようになったもの。また、One’s sheet anchorとは最後の望み、
避難場所、頼みの綱といった意味。sheet anchor(かつての予備錨
のひとつ)は、非常時には常に投入できるようになっていました。
頼りがいのある同僚のことをsheet anchorと呼ぶこともあります。
まさに、錨は頼りになるものの代名詞なのです。
<参考資料>
「海と船と人の博物史百科」
佐藤快和著 原書房発行 2000.6
(海事図書館請求記号:RM.03/SA85) ほか
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今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は11月16日配信予定です。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
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