第67号(2020年10月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2020/10/27 ◆
日本海事センターメールマガジン =第67号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
●海事図書館ご来館に際してのお願い
海事図書館では現在、感染症対策のため、週3日(月・水・金)の
開館(12時~17時)、事前予約制(来館日時・利用図書とも)の導
入、書架への立入禁止(閉架式の導入)など、利用方法を変更して
おります。
詳しくは日本海事センターホームページをご覧ください。
http://www.jpmac.or.jp/information/?id=797
なお、閉架式の導入に伴い、問い合わせが増えております。できる
限りメールまたはFAXでご連絡いただくとともに、時間に余裕をもっ
てご連絡いただくようお願いいたします。
また、感染予防のために、来館時のマスク着用、検温及び手指消毒、
発熱および体調不良時の来館の見合わせにご協力ください。
利用者の皆様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご
協力のほどお願い申し上げます。
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【目次】
1 2020年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事資料調べ方講座
4 海運ミニ知識
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 2020年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。9月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「日本・ベトナム関係の過去と現在」(2020年9月:日本海事新聞)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2020年10月27日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2020年9月)1,776,303TEU(13.7%増)
《9月単月で最高。中国、ASEAN、南アジア積みの増加続く》
北米復航(米国からアジア)(2020年7月)524,132TEU(1.6%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2020年8月)1,476,235TEU(1.6%増)
《8 月の荷動き量は、統計開始以来 8 月単月としては最高》
欧州復航(欧州からアジア)(2020年8月)676,992TEU(0.6%減)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比13.7%増で3か月連続のプラス。
2020年9月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比62.3%増の3,830ドル/TEUで5か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比1.6%減で、5か月連続のマイナス。
2020年9月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比1.3%増の810ドル/TEUで5か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比1.6%増で8か月振りのプラス。
2020年9月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比24.6%増の1,420ドル/TEUで4か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比0.6%減で2か月振りのマイナス。
2020年9月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比43.3%増の1,290ドル/TEUで10か月連続のプラス。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q.昭和39年から審判が開始された三重運賃事件について知りたい。
A. 以下の資料に関連する記載がある。
雑誌記事
厚谷襄児,田中真「三重運賃事件について」(『公正取引』1972年11月号)
高村忠也「二重運賃制から三重運賃制へ」(『海運』1964年10月号)
図書
「独占禁止法と国際取引」
「公正取引委員会年次報告」
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000377
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4 海運ミニ知識
◆「船で働く人」
航海士や機関士になるには、海技士資格が必要です。
海技士資格は、大学の海洋系学部、商船高等専門学校、水産高校、
海上技術学校などを卒業し、試験に合格することで取得することが
できます。
資格を取得してから海運会社に入社するのが一般的ですが、最近で
は、海運会社に自社養成コースで入社後に資格を取得する道もあり
ます。
船で働く人は、航海士と機関士だけではありません。客船やフェリー
には乗船客へのサービスを行うスタッフも乗船しています。調理師
や船医が乗っていることもあります。
これらの職種には、それぞれの専門知識や、職種によっては専門資
格が必要ですが、海技士資格は不要です。
<参考資料>
「これだけ!船舶」
川崎豊彦著 秀和システム発行 2014年12月刊行
(海事図書館所蔵番号:505194 請求記号:550.4/Ka97) 他
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は11月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/