第66号(2020年9月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2020/9/24 ◆
日本海事センターメールマガジン =第66号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
●レポート『日本のトン数標準税制―その導入過程と特徴―』の公表について
当センター令和元年度の調査研究事業のひとつである「日本の外航海運関連法制度に関する調査」として、
野村主任研究員が日本のトン数標準税制を取り上げ、そのレポートを先月とりまとめました。
当レポートは、海事センターホームページよりダウンロードできます。
冊子版をご希望の方は、企画研究部へご連絡下さい。
http://www.jpmac.or.jp/information/?id=811
●海事図書館ご来館に際してのお願い
海事図書館では現在、感染症対策のため、週3日(月・水・金)の
開館(12時~17時)、事前予約制(来館日時・利用図書とも)の導
入、書架への立入禁止(閉架式の導入)など、利用方法を変更して
おります。
詳しくは日本海事センターホームページをご覧ください。
http://www.jpmac.or.jp/information/?id=797
なお、閉架式の導入に伴い、問い合わせが増えております。できる
限りメールまたはFAXでご連絡いただくとともに、時間に余裕をもっ
てご連絡いただくようお願いいたします。
また、感染予防のために、来館時のマスク着用、検温及び手指消毒、
発熱および体調不良時の来館の見合わせ等について、何卒ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。
利用者の皆様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご
協力のほどお願い申し上げます。
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
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【目次】
1 2020年8月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事資料調べ方講座
4 海運ミニ知識
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1 2020年8月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。8月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「欧州における海事補助金 国際交通フォーラム(ITF)報告書より」(2020年8月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2020年9月24日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2020年8月)1,825,758TEU(13.4%増)
《単月では過去最高を更新(18年10月:174万TEU)》
北米復航(米国からアジア)(2020年6月)519,536TEU(4.6%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2020年7月)1,522,251TEU(1.9%増)
《7か月振りの増加も、累計ベースでは10.1%減》
欧州復航(欧州からアジア)(2020年7月)693,611TEU(3.6%減)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比13.4%増で2か月連続のプラス。
2020年8月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比31.0%増の3,000ドル/TEUで4か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比4.6%減で、4か月連続のマイナス。
2020年8月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比2.6%増の800ドル/TEUで4か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比1.9%増で7か月振りのプラス。
2020年8月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比10.7%増の1,350ドル/TEUで3か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比3.6%減で5か月連続のマイナス。
2020年8月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比44.4%増の1,300ドル/TEUで9か月連続のプラス。
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3 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q.
中国の、原油と鉄鉱石の輸入量の推移(年平均と月平均)がわかる資料はないか。
A.
Clarkson社発行「China intelligence monthly」で分かる。
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000179221
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4 海運ミニ知識
◆「船の寿命」
商船の寿命は十数年から20年程度と言われています。意外と短いよ
うに感じますが、実はメンテナンスをすればもっと長く使うことが
できます。しかし、古くなると修繕費用が高くなったり、新しい船
に比べて性能が劣ってきたりして、新しく船を建造した方が安くつ
くようになり、寿命となるのです。
建造や艤装にお金がかかる軍艦や大型客船は、寿命が長い傾向にあ
ります。大型客船のクイーン・エリザベス2世号は、1969年に就航
して2008年に引退するまで約40年間使われました。中には50年以上
使われる船もあるそうです。
<参考資料>
「図解入門よくわかる最新船舶の基本と仕組み」
川崎豊彦著 秀和システム発行 2010年6月刊行
(海事図書館所蔵番号:504115 請求記号:550.4/Ka97) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は10月下旬頃、配信予定です。
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