第59号(2020年2月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2020/2/27 ◆
日本海事センターメールマガジン =第59号=
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=お知らせ=
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
3月の休館 : 土日祝日
4月の休館 : 土日祝日
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【目次】
1 2020年1月、2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2020年1月、2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
・「環境対策に係る海外船社の動向」(2020年1月:日本海事新聞)
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「Cost analysis of Bulk cargo containerization」松田主任研究員(共著)
(2020年2月:Maritime Policy & Management)
URL https://doi.org/10.1080/03088839.2020.1727036
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2020年2月27日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2020年1月)1,558,438TEU(2.0%減)
《日本積みが前年比10.0%減。ASEAN、南アジアは過去最高を更新》
北米復航(米国からアジア)(2019年11月)564,425TEU(1.5%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2019年12月)1,497,796TEU(1.3%減)
《2か月連続の減少、2019年累計では前年比2.6%増で過去最高を更新》
欧州復航(欧州からアジア)(2019年12月)617,549TEU (7.1%減)
《12か月ぶりの減少、2019年累計では前年比6.3%増で過去最高を更新》
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比2.0%減で、4か月連続のマイナス。
2020年1月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比8.1%減の2,370ドル/TEUで6か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比1.5%減で、2か月連続のマイナス。
2020年1月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
6.4%増の830ドル/TEUで2か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比1.3%減で2か月連続のマイナス。
2020年1月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比9.0%増の1,450ドル/TEUで3か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比7.1%減で12か月ぶりのマイナス。
2020年1月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比12.2%増のの1,010ドル/TEUで2か月連続のプラス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「最適物流の科学 舞台は3億6106万km2。海を駆け巡る
「眠らない仕事」」
菅哲賢著 ダイヤモンド・ビジネス企画発行
2017年12月刊行(所蔵番号:505805 請求記号:M.521/Su21)
国際物流会社社長の著者が、一般貨物を運ぶ手段として日本で最も
多く利用される海上コンテナ輸送に絞り、国際物流の実態を明らか
にした一冊。荷主・物流・海運企業が抱える課題や悩みを事例をも
とに紹介する。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. 「海上先取特権及び抵当権に関する国際条約」の条文全文が見たい。
A. 以下の資料に掲載されている。
1926年の条文:日本海法会「海法会誌」第11号
1967年の条文:Comite Maritime International「Documentation」1968-1
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000083635
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5 海運ミニ知識
◆「船を止める」
船にはブレーキがありません。船を止める時には、プロペラを逆転
させます。そうすると前進と逆向きの力が働いて、徐々にスピード
が落ちて最終的に止まります。
車はブレーキをかけてから停止するまでの間にも進みますが、船も
同じです。フルスピードで前進している状態から停止するまでには、
船の長さの5倍から15倍くらいの距離が必要とされています。たとえ
ば長さ200mの船なら、1kmから3kmくらいの距離が必要です。
船では車以上に、早めの減速や危険物の発見が重要なのです。
<参考資料>
「これだけ!船舶」
川崎豊彦著 秀和システム発行 2014年12月刊行
(海事図書館所蔵番号:505194 請求記号:550.4/Ka97) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は3月下旬頃、配信予定です。
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