第56号(2019年11月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2019/11/27 ◆
日本海事センターメールマガジン =第56号=
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=お知らせ=
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●日本船舶海洋工学会・日本海運経済学会「物流分野における AIS等の船舶動静データの
活用に関する国際セミナー」開催のご案内です。
詳細は【6】をご確認ください。
●運輸総合研究所「研究報告会2019年冬(第46回)」開催のご案内です。
詳細は【7】をご確認ください。
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
11月の休館 : 土日祝日
12月の休館 : 土日祝日、12月27日(金)
※年末年始の開館・休館は以下の通りです。
12月26日(木) : 16:30閉館
12月27日(金)
~1月5日(日): 休館
1月6日(月)
~1月7日(火): 通常通り開館
1月8日(水) : 臨時休館
1月9日(木)以降: 通常通り開館
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【目次】
1 2019年10月下旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
6 日本船舶海洋工学会・日本海運経済学会
「物流分野における AIS等の船舶動静データの活用に関する国際セミナー」の開催について
7 運輸総合研究所「研究報告会2019年冬(第46回)」の開催について
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1 2019年10月下旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「古紙・廃プラスチックの動向」(2019年10月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2019年11月27日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2019年10月)1,561,785TEU(10.2%減)
《昨年の反動で急減。中国積み前年比21.4%減、ASEAN積み増加続く》
北米復航(米国からアジア)(2019年8月)574,211TEU(4.9%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2019年9月)1,351,627TEU(3.4%減)
《7か月ぶりの減少も、累計ベースでは3.7%増》
欧州復航(欧州からアジア)(2019年9月)664,437TEU (8.8%増)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比10.2%減で、8か月ぶりのマイナス。
2019年10月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比23.9%減の2,040ドル/TEUで3か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比4.9%増で、4か月ぶりのプラス。
2019年10月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年同の770ドル/TEU。
・欧州往航は前年比3.4%減で7か月ぶりのマイナス。
2019年10月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比5.4%減の1,050ドル/TEUで4か月連続のマイナス。
・欧州復航は前年比8.8%増で9か月連続のプラス。
2019年10月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比2.2%減のの890ドル/TEUで2か月ぶりのマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「新訂船舶安全学概論」
船舶安全学研究会編 成山堂書店発行
2018年3月刊行(所蔵番号:505784 請求記号:558.8/Se55)
工学・社会科学的な視点を交えながら、海上安全の基礎知識をまと
めた、船舶運航を学ぶ人のためのテキスト。船舶安全学と安全工学
から船舶火災、洋上生存・非常措置、海難、条約・国内法令まで網
羅して解説する。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. イギリスの主要船社の歴史を日本語で書いた資料はあるか。
A. 以下の4点がある。
「世界定期船会社 -その企業分析と航路経営-」
「各国主要船主概況」
「英国船主事情」
「英国海運と国際競争」
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000429
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5 海運ミニ知識
◆「セーラー服」
女子学生の制服として知られているセーラー服ですが、もともとは
「セーラー」の名の通り船員の服です。19世紀にイギリス海軍が制
服として採用し、その後各国の海軍も採用するようになりました。
やがて子供服や女性のファッションとして流行し、日本では女子学
生の制服として定着しました。
セーラー服は大きな襟が特徴ですが、その起源は諸説あります。船
上では風が強く命令が聞こえづらいため、襟を立てて音を聞き取り
やすくしたというのが有力な説です。他には、船上では洗濯が難し
いため、船員の長髪が服を汚さないように大きな襟を付けたという
説もあります。また、セーラー服のスカーフはもともと水兵が手ぬ
ぐいとして使っていたものと言われています。
<参考資料>
「みんなが知りたい船の疑問100」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2010年8月刊行
(海事図書館所蔵番号:504194 請求記号:550.4/I32) 他
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6 日本船舶海洋工学会・日本海運経済学会
「物流分野における AIS等の船舶動静データの活用に関する国際セミナー」の開催について
従来,AIS(自動船舶識別装置)は船舶同士の衝突回避や不審船の探知に
用いられていましたが,近年,海上物流の推計や海運経済の分析等への
活用についても国内外で検討が進められています.
この国際セミナーでは,AIS等の船舶動静データを海上物流の推計や
海運経済の分析に活用している海外の研究者を招聘し,
国内の研究者・実務者も交えた講演やパネルディスカッションを通じて,
今後の物流・海運・造船分野におけるAIS等の海上物流ビッグデータの
活用について考えてみたいと思います.
ご関心をお持ちの多数の方々のご参加をお待ちしております.
- 記 -
開催日時:2019年 12/18(水) 13:30-17:40
場所:東京大学 工学部3号館 423,424講義室(東京大学本郷キャンパス内.添付参照)
参加費:無料,要事前登録
使用言語:英語
主催:日本船舶海洋工学会 S-18ストラテジー研究委員会(AIS等の船舶動静
ビッグデータの物流・海運・造船分野における活用に関する検討委員会),
日本海運経済学会
共催:東京大学,広島大学
プログラム :
13:30- 13:40:開会の挨拶(東京大学 青山和浩教授)
第一部 <講演>(司会:広島大学 和田祐次郎 特任講師)
13:40- 14:20:Still looking for the holy grail: The ups and downs of
AIS-based research Prof. Roar Adland, NHH Norwegian School of Economics
14:20- 15:00:Improving Bulk Ship Positioning Strategy with Individual Ship Movement Data
Assist. Prof. Yang Dong, The Hong Kong Polytechnic University
15:00- 15:25:Port-based estimation of global shipping pattern of dry bulk and
tanker cargo by AIS and vessel movement database and its application
柴崎隆一准教授, 東京大学
15:25- 15:50:Regional Disintegration in South Asia: Evidence from the end of the British
Empire on Maritime Networks
坪田建明研究員, アジア経済研究所
15:50-16:10:休憩
16:10-17:30:第二部 <パネルディスカッション>(モデレーター:柴崎隆一准教授)
パネリスト:Prof. Roar Adland, Assist. Prof. Yang Dong,
Assist. Prof. Bai Xiwen (Tsinghua University),
和田祐次郎特任講師,岩佐竜至様(商船三井),前田佳彦様(MTI)
・各企業・大学の取り組み事例の紹介(発表10分)
・海外ゲストからのコメント
・フロアからの質疑
17:30-17:40:閉会の挨拶 (福知山公立大学 篠原正人教授)
18:00-20:00:懇親会 (ルヴェソンヴェール本郷) 懇親会費:5,000円/人
場所:〒113-0033 東京都文京区本郷6-16-4 フォーレスト本郷内 レストラン
ご参加のお申し込みは,12月9日(月)までに下記連絡先までお願い致します.
セミナー終了後,懇親会も予定しています.こちらにもぜひご参加ください.
お手数ですが,懇親会への参加希望についても併せてご連絡をお願い致します.
問い合わせ・申込先:和田 祐次郎(広島大学 大学院工学研究科)
TEL:082-424-7779
FAX:082-422-7194
E-mail:waday@hiroshima-u.ac.jp
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7 運輸総合研究所「研究報告会2019年冬(第46回)」について
運輸総合研究所「研究報告会2019年冬(第46回)」を開催します。
万障お繰り合わせのうえ、ご臨席いただきたくご案内申し上げます。
プログラム等は、以下のURLをご参照ください。
https://www.jterc.or.jp/events/2019/sympo46.html
なお、会場の都合上、入場者数には限りがございますので、恐れ入りますが
参加をご希望の方は、12月2日(月)までにhttps://krs.bz/jterc/m/sympo46 へお申し込みください。
- 記 -
「研究報告会2019年冬(第46回)」
日 時:2019年12月9日(月)13時~17時45分(受付12時30分より)
会 場:海運クラブ 国際会議場(千代田区平河町2-6-4)
http://kaiunclub.org/access.html
開会挨拶 宿利 正史 運輸総合研究所会長
来賓挨拶 蒲生 篤実 国土交通省総合政策局長
所長挨拶 山内 弘隆 運輸総合研究所所長
報告(前半)
(1)「国際海運のグリーン化施策の検討
-環境性能に基づいた入港料割引の受容性について-」
岡田 啓 客員研究員/東京都市大学環境学部准教授
(2)「訪日外国人における観光危機管理の向上」
崔 善鏡 非常勤研究員/東京工業大学環境・社会理工学院特任講師
(3)「オーバーツーリズム:現状と政策展開の国際比較」
ヌエン ヴァン チューン 研究員(日英同時通訳で行います。)
特別講演及び対談
【米中新冷戦時代におけるアジア】
特別講演
白石 隆 熊本県立大学理事長(前政策研究大学院大学学長)
対談
白石 隆 熊本県立大学理事長(前政策研究大学院大学学長)
森地 茂 政策研究大学院大学政策研究センター所長
報告(後半)
(4)「アジア大都市における都市鉄道事業へのPPP導入の課題」
菅生 康史 研究員
(5)「開発利益還元の事例と持続可能な都市鉄道経営への課題
-ASEAN・インドにおける鉄道整備と沿線開発における検討-」
武藤 雅威 主任研究員
閉会挨拶 佐藤 善信 運輸総合研究所理事長
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は12月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
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◆日本海事センターホームページ
http://www.jpmac.or.jp/
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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/