第52号(2019年7月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2019/7/29 ◆
日本海事センターメールマガジン =第52号=
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=お知らせ=
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存ためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
7月の休館 : 土日祝日
8月の休館 : 土日祝日
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【目次】
1 2019年6月下旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2019年6月下旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。6月下旬に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「IMO法律委員会の最近の動向」(2019年6月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2019年7月25日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2019年6月)144.5万TEU(0.5%増)
北米復航(米国からアジア)(2019年4月)64.0万TEU(13.3%増)
《中国積みは前年比6.9%の減、一方で韓国、台湾、ASEAN、インドが増加》
欧州往航(アジアから欧州)(2019年5月)146.4万TEU(5.7%増)
《5月の荷動き量は、往復航共に統計開始以来、最高》
欧州復航(欧州からアジア)(2019年5月)70.1万TEU (8.7%増)
【概要とポイント】
・北米復航は、前年比0.5%増で、4か月連続のプラス。
2019年6月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比12.6%増の2,240ドル/TEUで13か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比13.3%増で、3か月ぶりのプラス。
2019年6月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比27.4%増の790ドル/TEUで12か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比5.7%増で3か月連続のプラス。
2019年6月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比1.7%増の1,190ドル/TEUで4か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比8.7%増で5か月連続のプラス。
2019年6月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比2.2%減の910ドル/TEUで15か月連続のマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「e-Shipping 外航海運業務の電子化」
平田燕奈著 森隆行監修 海文堂出版発行 2018年10月刊行
(所蔵番号:505751 請求記号:M.41/H68)
外航海運業務のプロセスに合わせて、ブッキング、船荷証券の発行、
運賃の支払い、貨物の引き取りなどの電子化について解説。ブロッ
クチェーンおよびその他の先端デジタルテクノロジーの外航海運分
野における応用も紹介。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. 日本の計画造船制度の概要について、英文で書かれた資料を探している。
A. 以下の資料がある。
単行書
T. Chida & P. N. Davies「The Japanese shipping and shipbuilding industries」
S. Goto「Japan's shipping policy」(JAMRI Report No.3)
雑誌論文
T. Chida「The development of Japan's post-war shipping policy」
R. Miwa「Government and the Japanese shipping industry, 1945-64」
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000669
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5 海運ミニ知識
◆「海図」
航海に海図は欠かせません。海図には海底や沿岸の地形、水深、潮
流、航路標識などが書かれており、船の針路を決めるのに利用され
ます。近年では電子海図が主流となっており、ディスプレイ上に海
図を表示して使用します。
海図に最新の情報が書かれていないと、安全に航海をすることがで
きません。補正や訂正の必要がある場合は、水路通報によって必要
な情報が伝えられます。それを基に海図の改補を行ったり、最新版
の海図を購入したりします。電子海図の場合は自動的に改補が行わ
れるため、紙の海図のように手で改補を行う必要がありません。
なお、廃版となった紙の海図の中には、封筒やノートなどに再利用
し販売されているものもあります。おしゃれでエコな雑貨として人
気があるようです。
<参考資料>
「船の百科事典」
船の百科事典編集委員会編 丸善出版発行 2015年12月刊行
(海事図書館所蔵番号:505386 請求記号:RM.03/F89) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は8月下旬頃、配信予定です。
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