第51号(2019年6月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2019/6/26 ◆
日本海事センターメールマガジン =第51号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存ためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
6月の休館 : 土日祝日
7月の休館 : 土日祝日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【目次】
1 2019年5月下旬、6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 2019年5月下旬、6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。5月下旬、6月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「世界の海事都市ランキング」 (2019年5月:日本海事新聞)
・「米中貿易戦争と航空貨物・海上貨物」 (2019年6月:Daily Cargo)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2019年6月26日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2019年5月)
※往航荷動き量はPIERSデータの集計不具合のため、来月まとめて報告します。
北米復航(米国からアジア)(2019年3月)64.7万TEU(3.8%減)
《中国向けは前年比26.3%の大幅減、一方で韓国、台湾ASEANが増加》
欧州往航(アジアから欧州)(2019年4月)143.0万TEU(13.0%増)
《4月の荷動き量は、往復航共に統計開始以来、最高》
欧州復航(欧州からアジア)(2019年4月)72.5万TEU (24.2%増)
【概要とポイント】
・2019年5月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比12.3%増の2,280ドル/TEUで12か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比3.8%減で、2か月連続のマイナス。
2019年5月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比23.1%増の800ドル/TEUで11か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比13.0%増で2か月連続のプラス。
2019年5月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比5.4%増の1,170ドル/TEUで3か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比24.2%増で4か月連続のプラス。
2019年5月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比5.3%減の900ドル/TEUで14か月連続のマイナス。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「人的資源のグローバル統合 -外航海運業の船員戦略-」
米澤聡士著 文眞堂発行 2018年5月刊行
(所蔵番号:505744 請求記号:M.81/Y84)
外航海運業の船員戦略に焦点を当て、約10年間にわたり実施した
インタビュー調査と参与観察に基づく事例研究によって、人的資源
のグローバル統合に関する概念的枠組を、業種および職種レベルで
精緻化する。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. 1991年以降のLPG船の建造量について知りたい。
A. Clarkson「The gas carrier register」に掲載されている。
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000646
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5 海運ミニ知識
◆「港のギャング」
ギャング=悪党、怖い人たちというイメージがありますが、海や港
では全く違います。
船に荷物を積んだり降ろしたりする作業員のチームのことをギャン
グと呼びます。荷物の積み降ろしのために、船から岸壁へかけられ
た通路はギャング・ウェイです。
自動車船のギャングは、車を運転して積み込むドライバーと、積み
込まれた車を船に固定するラッシャーからなります。ドライバーは
優れた運転技術を持ち、左右10cm間隔で素早く次々と停車させてい
きます。それをラッシャーが、船が揺れても動かないように固定し
ます。
ギャングは航海には同行せず、積み込みが終わると船を降ります。
荷物を降ろす時には、到着港のギャングが乗り込んで荷物を降ろし
ていくのです。
<参考資料>
「港で使う用語集 実践で役立つことば」
山本長英編・発行 1992年4月刊行
(海事図書館所蔵番号:0018810W 請求記号:RM.903/Y31) 他
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は7月下旬頃、配信予定です。
このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆日本海事センターホームページ
http://www.jpmac.or.jp/
◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/