第47号(2019年2月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2019/2/22 ◆
日本海事センターメールマガジン =第47号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆
=お知らせ=
●『第152回年齢制限のない若手勉強会』で
当センター松田琢磨主任研究員が発表します。
主催:海事振興連盟
日時:平成31年2月28日(木)17:30~19:00
場所:日本船主協会役員会議室(海運ビル5F)
演題:「世界の経済状況とコンテナ市場の動向」
会費:1,000円
申込先:海事振興連盟事務局(電話 03-3265-1926)
●『環境セミナー』で
当センター森本清二郎主任研究員が発表します。
主催:(一社)日本船主協会
日時:平成31年3月6日(水)14:30~17:00
場所:海運クラブ 2階ホール(海運ビル)
演題:「SOx規制に関する国際動向」
費用:無料
申込先:以下URLをご参照ください。
URL: https://www.jsanet.or.jp/pressrelease/2019/pdf/i20190306.pdf
●『グローバル・ロジスティクス・ネットワーク』(成山堂書店)の出版記念セミナー
『一帯一路時代のグローバル・ロジスティクス・ネットワーク』で
当センター松田琢磨主任研究員が発表します。
主催:アジア物流研究会
日時:平成31年3月6日(水)13:15-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス工学部3号館31号教室
プログラム
司会:渡部大輔(東京海洋大学准教授)
13:15 開会挨拶(東京大学名誉教授 家田仁)
第1部 基調講演
13:20-14:00 「アジア物流研究会のこれまでとこれから」(東京工業大学教授 花岡伸也)
14:00-14:45 「グローバル・ロジスティクス・ネットワークと一帯一路政策」(東京大学准教授 柴崎隆一)
14:45-15:00 質疑応答
休憩
第2部 各章執筆者による講演
15:15-15:45 「コンテナ輸送の過去・現在・未来」(国際協力機構国際協力専門員 古市正彦)
15:45-16:15 「世界経済とコンテナ船市場の動向」(日本海事センター主任研究員 松田琢磨)
16:15-16:45 「シベリア鉄道利用のランドブリッジ輸送」(環日本海経済研究所調査研究部長 新井洋史)
16:45-17:15 「アフリカにおける経済回廊開発と内陸国」(東京工業大学助教 川崎智也)
17:15-17:25 質疑応答
17:25 閉会挨拶
申込先:東京大学柴崎研究室(shibasaki-sec@sys.t.u-tokyo.ac.jp)
3月1日(金)までにご氏名・ご所属・メールアドレスをご連絡ください
参加費 無料
●日本海運集会所・日本海運経済学会シンポジウム「AI・ビッグデータ時代の不定期船分野における新たなデータ・分析手法の活用に向けて」で当センター松田琢磨主任研究員がパネルディスカッションのコーディネータを務めます。
主催:日本海運経済学会・日本海運集会所
日時:平成31年3月18日(月)17:00-20:00
場所:日本海運集会所
プログラム
基調講演 17:00~17:30
「不定期船大型化と貿易量変化の関係に関する研究と今後の展望」(神戸大学准教授
石黒一彦)
パネルディスカッション 17:30~19:00
「AI・ビッグデータ時代の不定期船分野における新たなデータ・分析手法の活用に向けて」
コーディネーター:日本海事センター主任研究員 松田琢磨
パネリスト:商船三井 岩佐 竜至、日本郵船 林 光一郎、
神戸大学 石黒一彦、日本大学 手塚 広一郎
意見交換会 19:00~20:00
参加費 無料
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存ためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
2月の休館 : 土日祝日
3月の休館 : 土日祝日
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【目次】
1 2019年2月上旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2019年2月上旬に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。2月上旬に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「世界経済とコンテナ市場の動向」 (2019年2月上旬:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2019年2月22日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2019年1月)157.0万TEU(4.6%増)
《一般電気機器・家財道具で中国発貨物減少、さらなるCHINA+1模索の兆候も》
北米復航(米国からアジア)(2018年11月)53.6万TEU(10.1%減)
《荷動きは回復気味も西岸港湾混雑の影響が見られ始める》
欧州往航(アジアから欧州)(2018年12月)150.6万TEU(2.2%増)
《1~12月累計では、統計開始以来、最高》
欧州復航(欧州からアジア)(2018年12月)67.1万TEU (3.4%減)
《1~12月累計では、昨年の最高値に次ぐもの》
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比4.6%増で9か月連続のプラス。
2019年1月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比13.7%増の2,580ドル/TEUで8か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比10.1%減で、2か月ぶりのマイナス。
2019年1月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比5.4%増の780ドル/TEUで7か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比2.2%増で5か月連続のプラス。
2019年1月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比12.7%増の1,330ドル/TEUで5か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比3.4%減で2か月連続のマイナス。
2019年1月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比10.9%減の900ドル/TEUで10か月連続のマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「客船の世界史 世界をつないだ外航客船クロニクル」
野間恒著 潮書房光人新社発行 2018年11月刊行
(所蔵番号:505716 請求記号:M.55/N94)
小さな木造の「蒸気船」が大洋に現れたとき、世界は大きな変革を
遂げた。人を運び、国営事業である郵便運送を担った、定期航路に
就航する船=定期客船。海事史研究の第一人者が、歴史を紡いだ船
と人の物語を綴る。(「honto」webページより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. 朝鮮戦争と日本船、日本船員の関わりについて知りたい。
A. 以下のような資料がある。
「海員随想 朝鮮事変の頃(1)」野平陽一(「海員」2006年12月号)
「海員随想 憲法第9条と私の体験」野平陽一(「海員」2006年9月号)
「歴史の闇へと消えていく戦没機帆船」野平陽一(「海員」2003年8月号)
「朝鮮戦争と日本人船員(其の1)~(其の3)」椛澤陽二(「海員」2007年8月号~2007年10月号)
「むっちゃん機関長半生記 明星陸郎十三回忌記念」明星圭介編,明星英子発行,2005年
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000065359
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5 海運ミニ知識
◆「取舵・面舵」
船では、右折を「面舵(おもかじ)」、左折を「取舵(とりかじ)」
と言います。
昔は方角が十二支で表されており、北を正面にすると、左が「酉」
→「酉舵」、右が「卯」→「卯の舵」が訛って「おもかじ」となっ
たということです。
なお、英語では右折をスターボード、左折をポートサイドと言いま
す。スターボードはステアボードが訛ったもので、昔の船にはステ
アボード(舵を取るための板)が右側についているものが多く、ま
たそのために、接岸する際には舵のない左側を港につけることが多
かったためだと言われています。
<参考資料>
「船のはなし」瀧澤宗人著 技法堂出版発行 1991年刊行
(海事図書館所蔵番号:0018695W 請求記号:550.4/Ta73) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は3月下旬頃、配信予定です。
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