メールマガジン

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第43号(2018年10月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2018/10/25 ◆

日本海事センターメールマガジン =第43号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●「第148回年齢制限のない若手勉強会」で
当センター森本清二郎主任研究員が発表します。

主催:海事振興連盟
日時:平成30年11月2日(金)17:30~19:00
場所:日本船主協会役員会議室(海運ビル5F)
演題:「SOx規制に関する国際動向―2020年の規制強化の影響と課題―」
会費:1,000円
申込先:海事振興連盟事務局(電話 03-3265-1926)


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存ためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/


●海事図書館 

開館日時:平日12:00~17:00
    (入館・複写受付は16:30まで)

 10月の休館 : 土日祝日
 11月の休館 : 土日祝日

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【目次】
1 2018年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2018年9月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。
2018年9月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html

・「“ブルーデンマーク”の成長戦略」 (2018年9月:日本海事新聞)


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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2018年10月25日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2018年9月)154.2万TEU(9.3%増)
     《1~9月の累計では前年同期比5.2%増で過去最高、貿易戦争の影響はまだ見えず》
北米復航(米国からアジア)(2018年7月)52.7万TEU(4.5%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2018年8月)138.4万TEU(2.4%減)
《1~8月累計では、統計開始以来、最高》
欧州復航(欧州からアジア)(2018年8月)58.8万TEU (8.0%減)
      《1~8月累計では、昨年の最高値に次ぐ》

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比9.3%増で2か月ぶりのプラス。
2018年9月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比40.2%増の2,860ドル/TEUで4か月連続のプラス。
・北米復航は、前年比4.5%増で、5か月連続のプラス。
2018年9月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比5.4%増の780ドル/TEUで3か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比2.4%減で4か月連続のマイナス。
2018年9月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比5.2%増の1,210ドル/TEUで7か月ぶりのプラス。
・欧州復航は前年比8.0%減で2か月連続のマイナス。
2018年9月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比16.7%減の900ドル/TEUで6か月連続のマイナス。


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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「最新版受渡実務マニュアル 輸出編」
  オーシャンコマース編・発行 2018年7月刊行
  (所蔵番号:505697 請求記号:M.51/O75)

2009年刊行の『改訂版 受渡実務マニュアル 輸出編』の改訂第5版。
日本語で245語、英語で179語の索引付き。
(出版社HPより抜粋)

今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php


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4 海事資料調べ方講座

過去に受けたご質問の中から。

Q. 日本発着のコンテナ貨物量を、航路別にまとめたデータはないか。

A. 「全国輸出入コンテナ貨物流動調査報告書」に載っている。

詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000065360


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5 海運ミニ知識

◆「病院船」

病院船とは、文字通り病院の機能を持つ船のことです。検査や診療
のみを行う小さな船から、手術や入院もできる大きな船まで様々で
す。大きな船は海軍に所属していることが多く、戦争や災害時には
病院船として使用されますが、平時は軍の輸送艦として運用されま
す。今年6月、初来日したアメリカ海軍の病院船マーシーは、満載
排水量69,552トン、病床1000床の世界最大の病院船です。

第二次大戦中、日本では多くの貨客船が改装されて病院船となりま
した。有名な氷川丸も戦時中は病院船として徴用されました。軍所
属の病院船は、白い船体に赤十字をつけることが国際法で義務付け
られており、戦争中も攻撃してはなりません。しかし実際には攻撃
を受けたり、目立つことを避けて船体を白くしなかったりして、多
くの病院船が戦没しました。

現在では、瀬戸内海の無医島を巡回し健診や診療を行う「済生丸」
が活躍しています。済生丸は現在日本で唯一の病院船です。日本は
地震などの災害が多く海に囲まれているため、大型病院船の必要性
が議論されており、調査・検討が行われています。

<参考資料>
雑誌「ラメール」No.226(2014年5月)
「瀬戸内海を走る"診療所"巡回診療船「済生丸」活躍中!」
雑誌「世界の艦船」No.503(1995年11月)
「特集 日本の病院船」                他


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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は11月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
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〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
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HP:http://www.jpmac.or.jp/

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