第40号(2018年7月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2018/7/26 ◆
日本海事センターメールマガジン =第40号=
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=お知らせ=
●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への寄附支援のお願いです。
詳細は下記サイト「帆船日本丸保存ためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL http://www.nippon-maru.or.jp/supporters/
●海事図書館
開館日時:平日12:00~17:00
(入館・複写受付は16:30まで)
7月の休館 : 土日祝日
8月の休館 : 土日祝日
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【目次】
1 2018年6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2018年6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。
2018年6月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「韓国海運事業者の再編とわが国地方港湾への影響」(2018年6月:日刊CARGO)
・「フィリピンにおけるSTCW条約の実施状況とベルギーの取り組み」 (2018年6月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2018年7月26日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2018年6月)143.5万TEU(4.0%増)
北米復航(米国からアジア)(2018年4月)53.8万TEU(2.1%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2018年5月)137.9万TEU(3.2%減)
欧州復航(欧州からアジア)(2018年5月)67.1万TEU (3.9%増)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比4.0%増で3か月連続のプラス。
2018年5月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比8.1%減の2,030ドル/TEUで9か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比2.1%減で、2か月ぶりのマイナス。
2018年5月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比12.2%減の650ドル/TEUで3か月連続のマイナス。
・欧州往航は前年比3.2%減で2か月ぶりのマイナス。
2018年4月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は
前年比10.5%減の1,110ドル/TEUで3か月連続のマイナス。
・欧州復航は前年比3.9%増で2か月連続のプラス。
2018年5月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比18.1%減の950ドル/TEUで2か月連続ののマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「産業を語る 愛媛13のオーラルヒストリー」
いよぎん地域経済研究センター編・発行 2018年6月刊行
(所蔵番号:505672 請求記号:M.8310/H52)
愛媛の産業の歴史を築いてきた当事者の生の声(インタビュー)を
一冊にまとめたもの。海事関連では、今治造船(造船)、東慶海運・
瑞穂産業(外航海運)、渦潮電機(舶用工業)が掲載されている。
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q. PI保険(P&I保険)の概要を知りたい
A. 以下の資料がある。
「海上保険の理論と実務」
「英国P.&I.保険の研究」
「船主責任相互保険(P&I保険)の歴史とその概要」
「P&I保険概論」
「P&I保険の解説」
「日本船主責任相互保険組合二十年史」
「海運実務指針 9版」
「海運実務事典 改訂増補版」
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000489
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5 海運ミニ知識
◆「進水式」
くす玉が割れファンファーレが鳴り響く中、船が海へと滑り出して
いく。華々しいイメージの進水式ですが、どのような仕組みで行わ
れているかご存知でしょうか。
まず、海に向かって傾斜した船台の上で船を建造します。船の下に
いくつも入れられた盤木が船を支えているので、建造中は船は動き
ません。進水が近づくと、船台に据え付けられた固定台の上に滑走
台を入れ、盤木を少しづつ取り外していきます。最後に砂盤木とい
う盤木の砂を抜くと船が滑走台に乗ります。固定台の上には丸い穴
がいくつもあり、その中に鉄のボールが入っています。滑走台のス
トッパーを外すと、ボールの回転によって、滑走台とともに船は海
へと滑っていくのです。
このような進水方法は船台滑走進水やボール進水などと呼ばれます。
他に、ドックの中に水を入れて進水させる方法や、小型船の場合は
クレーンで持ち上げて海上に下ろす方法もあります。
進水式を一般公開している造船所もあります。華々しい進水式、一
度は見てみたいものですね。
<参考資料>
雑誌「ラ・メール」No.194(2009年1月)
特集:進水式 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は8月下旬頃、配信予定です。
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