第15号(2016年6月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2016/6/16◆
日本海事センターメールマガジン =第15号=
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=お知らせ=
●企画展示「海のしごと」を開催します。
◆「海のしごと展 ~すごいよ!船員さんのひみつ!~」
7月16日~9月4日に名古屋海洋博物館と共同主催で開催いたします。
お近くの方は是非足をお運びください。
場所:名古屋海洋博物館
http://pier.nagoyaaqua.jp/marine_museum/2014100914455554.html
会期:平成28年7月16日(土)~9月4日(日)
会期中:無休
開館時間:9:30~17:00
9:30~19:00(8月土日及び8/11~8/17)
◆岡山県玉野市立図書館へ協力いたします。
https://library.city.tamano.okayama.jp/
特別展示 「港まち玉野の歴史と、海のくらし・海のしごと」展
会期:平成28年7月26日(火) ~ 8月末日
休館日:毎週月曜日、8月11日(木)
開館時間:火曜日~土曜日 10:00~18:00
日曜日 9:00~17:00
●海事図書館 6月の休館日
土日祝日、6月30日(木)
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【目次】
1 2016年5月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館、今月のオススメ新着書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2016年5月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する調査・
研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
2016年5月に寄稿・投稿した記事をホームページ上に公開しましたの
でご活用ください。
URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html
・「プレスティージ号-スペイン最高裁判決の影響」
(2016年5月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2016年6月15日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2016年5月)131.1TEU(0.4%増)
北米復航(米国からアジア)(2016年3月)56.8万TEU(0.3%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2016年4月)125.7万TEU(6.7%増)
欧州復航(欧州からアジア)(2016年4月)55.4万TEU(4.6%減)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年同月比0.4%増となり3か月ぶりの増加。1-5月
の累計は3.4%増。運賃は2016年初の修復で一時上昇したものの3月
以降低水準での横ばいが続く。
・北米復航は、前年同月比0.3%増となり、3か月連続の増加。2015
年は労働争議終息後もドル高と新興国での需要低迷を理由に米国
輸出は伸びなかった影響よるものとみられる。Drewryによると運賃
(ニューヨーク→塩田間)は14年7月以降下落傾向を示し、16年4月
は740ドル/TEU。
・欧州往航は前年同月比6.7%増となり2か月連続の増加。3月を底に
運賃は上昇基調に転じている。
・欧州復航は前年同月比4.6%減。Drewryによると運賃は16年に入り
650ドル/TEU前後で推移。
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3 海事図書館、今月のオススメ新着書
■海からみた産業と日本
池田龍彦・原田順子著 放送大学教育振興会発行 2016.3.20
(海事図書館請求記号:M.1310/I32)
島国である我が国において海運は輸送生命線であり、国内外の
安定した海上物流は経済の安定と繁栄の基盤である。近年では、
日本企業のグローバル展開に伴い、グローバルなサプライ
チェーンマネジメントが発達してきた。その中で大量の荷物の
結節点である港湾は重要で、経済規模に見合った戦略的整備の
必要性は極めて高い。以上の事柄に包括的な影響を与えるのが
国内外の海事管理である。海事管理の枠組み、海事人材、海事
クラスター等も取り上げる。
(放送大学教育振興会HPより)
■北極海航路ハンドブック 実務編(上巻)
北極海航路ハンドブック検討委員会編集
日本海難防止協会発行 2016.3
(海事図書館請求記号:558/H2/1)
北極海のように氷が存在する可能性のある海を安全に航行する
ためには、特別な技能や専門的な知識を必要とします。ひとた
び対応を誤れば氷との衝突による重大な事故にもつながりかね
ません。
北極海航路を利用する際の航行安全、環境保全、日常生活など
に欠かすことのできない基本的な知識をわかりやすく解説した
ハンドブックです。
船員又は海の仕事を目指している学生の皆様にとっては北極海
航路について初めて学ぶ入門書として、一般市民の皆様にとっ
ては気軽に読んで頂ける雑学本です。
(日本海難防止協会HPより)
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php
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4 海事資料調べ方講座
過去に受けたご質問の中から。
Q.丸シップとは日本船のことか(日本の船名は「◯◯丸」が多いため)
A.日本船すべてのことではない。船員の賃金が高い為に日本船を
海外に売船し、外国船員を乗船させ、それを日本船主が定期傭航する
ような船のこと。
参考資料
「マルシップと便宜置籍船」(M.3204/Ki17)
「海運経営の国際化時代」(M.3210/H56)
詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000000341
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5 海運ミニ知識
船首像=船の守護神
帆船時代多くの船に船首像が取り付けられていた。その目的は大きく
二つありました。
一つは、まだ地球が平面と考えられていたとき、水面の果てには大き
な滝があるとか、恐ろしい魔物が大きな口を開けて待ち構えていると
考えられていました。そこへ落ちることが無いように「護符」として
お守りが必要だったようです。
二つめは、他の船に対する「威嚇」と言われています。
鳥の王者鷲の船首像は、自由にすばやく目的地へ飛んで行くことを願
い、百獣の王ライオンや利口な大蛇、想像の動物である竜が船首像と
して使われたのは、その力と知恵によって水の魔物や敵を威圧するた
め好まれていたようです。
地球が丸いことがわかると、船の名前にちなんだ美しい婦人像が、
競って取り付けられるようになったそうです。
日本の船では、徳川幕府が建造した「安宅(あたけ)丸」船首を竜、
船尾に鷁(げき:中国で想像上の水鳥。白い大型の鳥で風によく耐えて
大空を飛ぶと言われているの)像を付けた軍船形式の御座船が知られて
います。
現代では「日本丸II世」の船首像 は手を合わせて祈る女性の姿をして
おり、藍青と名付けられ、「海王丸II世」の船首像は横笛を吹く女性
で、紺青と名付けられています。
<参考資料>
「船首像」
田辺 穣著 平凡社発行 1980.1
(海事図書館請求記号:550.8/Ta83)
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今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は7月中旬頃、配信予定です。
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お送りくださいますよう、お願いいたします。
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