メールマガジン

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第100号(2023年7月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2023/7/31◆

日本海事センターメールマガジン =第100号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆


◆2015年にスタートいたしました「日本海事センターメールマガジン」ですが、
おかげさまで、今回で100号を迎えることとなりました。
これからも皆様にご満足いただけるメールマガジンを目指して参りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

=お知らせ=

●「第32回海事・観光立国フォーラム in 三重 2023」を開催いたします。

今回は三重県、海上保安庁等の全面的なご協力により、海上保安庁音楽隊
アンサンブルによる演奏等も予定されているなど、これまで以上に賑やかで
華やかな内容となっています。

◆第32回海事・観光立国フォーラム in 三重 2023
「観光と一体となった海事の振興と海の安全・安心」
(主催:(公財)日本海事センター 後援:国土交通省 協力:三重県、海上保安庁)

◆日時:2023年10月11日(水)13:30~17:35(YouTube配信あり)
◆場所:鳥羽国際ホテル ハーバーウイング6階バンケット「海城」

リアス式海岸が育んだ美しい海原と多島美などで有名な鳥羽周辺の海域は、
世界的に有名な海のリゾート地として知られている一方、今後益々の発展のためには、
交流拠点としての魅力の維持・向上や海の安全・安心への信頼向上など、
多様な主体による持続的な取組が求められています。
このため、観光と一体となった海事の振興と海の安全・安心に関して、
三重県、海上保安庁の協力の下、トップリーダーによる発表及び意見交換等を行います。

【来賓挨拶】 三重県知事 一見 勝之 氏
【来賓挨拶】 鳥羽市長  中村 欣一郎 氏

第1部
【講演】「「美し国」三重の挑戦」
    三重県知事 一見 勝之氏

【講演】「伊勢志摩における海との共生に向けた取組~観光の現場から~」
    伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会会長 江崎 貴久 氏
第2部
【パネルディスカッション】
    「海をめぐる課題への対応と関係者間による連携・協働」
    モデレーター:早稲田大学法学学術院教授 河野 真理子 氏
    パネリスト: 第四管区海上保安本部長 奥 康彦 氏 
           国土交通省中部運輸局長 金子 正志 氏 
           (※パネリストは五十音順です)

【研究発表】「洋上風力発電に関する国内外の取組等の動向」
    (公財)日本海事センター研究員 坂本 尚繁
第3部
【講演】「海の安全・安心への取組」
海上保安庁長官 石井 昌平 氏

【ミニ海保フェア】
    第四管区海上保安本部・鳥羽海上保安部等
    海上保安庁音楽隊によるアンサンブル演奏ほか

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/F135067/

※2023年10月2日(月)締め切り・先着200名となります。


●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/

●海事図書館蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ」開催のお知らせ

海事図書館では、蔵書のテーマ展示第2弾「船員さんのエッセイ」を開催中です。

蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ」
開催期間:2023年7月3日(月)から9月29日(金)
     平日12時から17時、土日祝日休館
展示資料数:40冊

展示資料の貸出も可能です。ご来館をお待ちしております。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/library/information/detail/?id=13


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://readyfor.jp/projects/nippon-maru

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【目次】
1 2023年7月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2023年7月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202371.pdf

・「IMO第110回法律委員会の審議の結果と動向」

(2023年7月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2023年7月25日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2023年6月)1,613,132TEU(11.0%減)
《23年上半期は、22.7%減の867.1万TEU(速報値)》

北米復航(米国からアジア)(2023年4月)484,862TEU(0.1%増)

欧州往航(アジアから欧州)(2023年5月)1,445,264TEU(6.6%増)
《3ヶ月連続の増加、東地中海向けは前年同月比38.5%増》

欧州復航(欧州からアジア)(2023年5月)520,150TEU(10.3%減)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比11.0%減で10か月連続のマイナス。
2023年6月の北米往航運賃指数は、前年比79.0%減の2,066ドル/40ftで
13か月連続のマイナス。

・北米復航は、前年比0.1%増で6か月連続のプラス。
2023年6月の北米復航運賃指数は、前年比35.1%減の1,157ドル/40ftで
11か月連続のマイナス。

・欧州往航は、前年比6.6%増で3か月連続のプラス。
2023年6月の欧州往航運賃指数は、前年比80.8%減の2,019ドル/40ftで
13か月連続のマイナス。

・欧州復航は、前年比10.3%減で23か月連続のマイナス。
2023年6月の欧州復航運賃指数は、前年比66.4%減の767ドル/40ftで
14か月連続のマイナス。

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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「海上保安法制の現状と展開 多様化する海上保安任務」
 奥脇直也,坂元茂樹編 有斐閣発行
 2023年7月刊行(所蔵番号:506090 請求記号:329.26/O57)

緊迫する我が国周辺海域での外国公船への対応,排他的経済水域に
おける外国漁船の違法操業への対応など,現在の海上保安法制の多
岐にわたる課題を包括的に取り上げ,海上保安の現状と展開という
観点で,国際法および国内法の側面から理論的に分析する。
(「honto」webページより)

■「ジーマ・キャプテンのおっとびっくり航海記 
  順風満帆と天歩艱難の狭間で生きる船乗りたち」
 増島忠弘著 ジーマエンタープライス発行
 2022年11月刊行(所蔵番号:506092 請求記号:M.04/Ma67)

世界各地を航海してきた筆者が、実際に経験したおっとびっくりな
航海記です。 ただの紀行文でない、船内で起こった面白いハプニ
ングや感動的なお話しを書き綴っています。 全日本海員組合月刊
誌「海員」に2007年から約2年間連載した「ジーマ船長の痛快!!
船内は時化模様」をベースに、新に書き下ろし20数編を追加した
エッセイ集です。どこから読んでも興味深く面白い内容になって
います。(「Amazon.co.jp」webページより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

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4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
「ロイド船籍簿」について、いつから発刊されたか等、歴史的な経
緯が書かれている図書、論考はないか。

A.
下記の2資料に簡単な経緯が掲載されている。

雑誌「COMPASS」2010年7月号
特集 ロイドレジスター、250周年 世界最古の船級協会のこれから

「海上運送 再訂増補第五版」
窪川真澄著 中西屋書店発行 1912年

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000336241

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5 海運ミニ知識

◆「係船」

入港した船は、係船索という太いロープで岸壁に繋ぎ止めます。こ
れを係船と言います。

船首と船尾にある数本の係船索を陸側の作業員に渡し、それを岸壁
にあるビットやボラードと呼ばれる留め具にかけます。その後、船
上のウインチで係船索を巻き取り、しっかりと船を岸壁に寄せ、固
定します。

係船索をつたってネズミが船内に侵入してしまうことを防ぐため、
係船索にネズミ返しという金属製の円盤状のものをかけておくこと
があります。ネズミ返しには猫の絵を描くこともあるそうです。

<参考資料>
「船のしくみパーフェクト事典 知っておきたい基本構造から最新
技術まで」
池田良穂著 ナツメ社発行 2014年10月刊行
(海事図書館所蔵番号:505135 請求記号:550.4/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は8月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

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